はじめに
ホラーゲームは得意でしょうか。
私は、クリア数も増えてきたため、いつの間にか「自分はホラーに慣れたのかもしれない」と思っていました。
でも、よく考えると全然そんなことはありませんでした。
怖すぎて本気でやめたくなったゲームもあるし、一度は無理だと思って期間を置いてから再挑戦した作品もあります。つまり私は、ホラーゲームが平気になったわけではありません。
- 怖すぎる作品はいったん避ける。
- できそうな作品から試す。
- 攻略を見て敵の位置を把握する。
- 倒せる敵は倒して安全圏を作る。
そうやって、少しずつ遊べる範囲を広げていただけでした。
ホラーを克服したのではなく、怖さを自分が処理できる形に変えていた。
最近になって、ようやくそう気づきました。
この記事では、ホラーゲームが怖いけれど、それでも自分で遊んでみたい人向けに、私が実際にやっていた「怖さを減らして進める方法」をまとめます。
遊ぶ理由を考える
ホラーゲームを怖くても遊ぶ理由について、まずは考えてみます。
ホラーゲームが怖いなら、実況動画やプレイ動画で見る方法もあります。
それも全然ありだと思います。怖すぎるゲームを無理に自分で遊ぶ必要はありません。
ただ、私は「ストーリーを見たい」だけでなく、できれば「自分で体験したい」タイプでした。
- 自分で歩く。
- 自分で調べる。
- 自分で選ぶ。
- 自分で最後までたどり着く。
そこにゲームとしての面白さがあると思っていたので、怖くても何とか自分で進めたかったのです。
ただし、ホラーに正面から耐えるのは無理でした。
また、私がしたいのは、没入を止めて、ホラーゲームから現実逃避することではありません。
せっかく自分で遊ぶなら、物語も、探索も、敵におびえる感覚も、できるだけ自分の体験として味わいたいのです。
ただ、怖さを正面から受け止めすぎると、そこで手が止まってしまうことがあります。
だから私は、没入を完全に切るのではなく、攻略を見たり、安全圏を作ったり、必要なときだけ少し視点を引いたりして、「怖いけれど進める状態」を作っていました。
怖さから逃げるためというより、最後まで自分で体験するための対策です。
怖さの種類を考える
ホラーが苦手といっても、怖さの種類はいろいろあります。
私の場合、びっくり演出やグロ表現は比較的平気で、ノベル系ホラーは、そこまで苦手ではありません。
例えば、『死印』や『流行り神』のようなノベル・ADV系ホラーは、びっくり演出や怪異があっても、情報を集めて真相に近づいていくタイプなので比較的遊びやすいです。一方で、かなり苦手なのはこういう怖さです。
- 敵の位置が分からない
- 見つかったらやられる
- 倒したと思った敵が起き上がる
- 大量の敵に囲まれる
つまり、私が怖いのは、敵に襲われること全般ではありません。
人間の敵に襲われるだけなら、そこまで怖くありません。
きついのは、不気味な姿の敵に、操作中に襲われることでした。
実際に苦労しながら対応した例を、2つあげてみます。
怖かった体験1:倒せない敵から隠れる
特に怖かったのが、倒せず隠れてやり過ごすタイプの敵です。
『リトルナイトメア』や『サイコブレイク』等で出てきます。
プレイ中は心臓がバクバクして、手のひらは汗だく。
「怖い怖い怖い」と口に出しながら、それでも進めるしかありません。
何が怖かったのかというと、ただ敵の見た目が怖いだけではありません。
- 倒せない。
- 隠れるしかない。
- 見つからないように耐えるしかない。
この「自分から状況を制圧できない感じ」が本当に苦手でした。
最終的には攻略動画を見て、敵の位置や対処方法を理解してから、なんとか進めました。
これは怖くなくなったわけではありません。
怖いまま、情報でなんとか処理していただけでした。
怖かった体験2:周囲の敵が一斉に押し寄せる
もう一つ強烈だったのが、見つかると周囲の敵が一斉に押し寄せてくるパターンです。
『The Last of Us』や『Days Gone』などで、そういう場面が多くあります。
特に、たくさんいるエリアが怖すぎて、しばらく中断したこともありました。
このタイプは1体ずつや、戦略を立てれば倒せる場合もあります。
でも、見つかった瞬間に周囲から一斉に向かってくる。
- 見つかったら即死級。
- 音を出したら安全圏が崩れる。
- 一度のミスで状況が一気に悪くなる。
これが本当に怖かったです。
ただ、敵の位置やルート、周囲の状況を攻略で把握すると、怖さをかなり管理しやすくなります。
どこに敵がいるのか分かれば、遠くから倒したり、1体ずつ処理したり、音を立てないルートを選んだりできます。
怖いけれど、攻略で安全圏を作れる。だから、なんとか進められたのだと思います。
ホラーを処理する5つの方法
振り返ると、私はホラーゲームを気合いで克服したわけではありません。
没入を諦めたわけでもありません。怖いものを、怖いまま遊べる形に変えていました。
具体的には、次の5つです。表の順に、一つずつ詳細を確認していきます。
| 方法 | 使いどころ | やっていること | 怖さが減る理由 |
|---|---|---|---|
| ① 情報化(既知化) | 常時 | 攻略を見て、敵の位置や対処法を把握 | 未知の恐怖が減るため |
| ② 制圧(武力排除) | 手段があれば | 強い武器や難易度変更で敵を速攻処理 | 脅威を「倒せる相手」に変えられるため |
| ③ 空間分割(安全圏化) | 常時 | 1部屋・区画ずつ、安全を確保 | 安全圏・安心できる時間を得られるため |
| ④ 回避(やらない判断) | 逃げ道があれば | 無理な戦闘やギミックは避ける・スキップ | 心が折れる状況そのものを減らせるため |
| ⑤ 視点分離(同行観察) | 緊急用 | 主人公を一歩引いて観察 | 恐怖の直撃を防げるため |
1. 情報化:未知の怖さを減らす
まず未知の怖さを解決するために、一番大きいのは、率直に攻略を見ることです。
ホラーゲームでは、「何が起きるか分からないこと」が怖くなりやすいです。
- どこに敵がいるのか分からない。
- いつ襲われるのか分からない。
- どう倒せばいいのか分からない。
逆に、攻略を見て敵の位置や対処法が分かると、怖さはかなり下がります。
敵の場所がある程度決まっているゲームであるほど、攻略を見れば進めやすくなります。
- 敵の位置を把握する。
- 次に何が起きるか知る。
- 必要なアイテムを確認する。
- 危険な場所に入る前に心の準備をする。
これだけでかなり違います。
攻略を見るのは、ホラーゲームを楽しめなくする行為ではなく、怖い人が自分で遊ぶための準備だと思っています。
2. 制圧:敵を倒せる強さを得る
もし、敵が強くて倒せるか分からない状態が一番怖いなら、敵を“処理できる相手”にすること。
それも、遊ぶための調整としてありだと思っています。
- 近づきたくない。
- もう何でもいいから早く倒れてほしい。
- でもこの部屋を調べたい。
そういう気持ちになる人向けです。
怖すぎて進めなくなるくらいなら、安全確保のために難易度を下げます。
また、作品によっては追加コンテンツ(課金)の力で強化し、戦闘を楽にできる場合もあります。
ホラーが得意な人には邪道に見えるかもしれません。
しかし、怖い人にとっては「敵を倒せる」と分かるだけでかなり安心できます。
3. 空間分割:1部屋ずつ安全圏を広げる
- ストーリーを見たい。
- 資料を読みたい。
- 部屋を隅々まで調べたい。
でも、脅威が近くにあると思うと、落ち着いて見られません。
なので、倒せる敵はなるべく倒してから進みます。
遠くから見えた敵は、できれば遠くから倒しておきたい。
スナイパーライフルのような遠距離武器があるとかなり安心します。
広い範囲を一気に考えるとパニックになりやすいです。
なので、できるだけ空間を小さく区切って考えます。
- 1部屋ずつ、敵を倒して安全にする。
- 何かあったら安全な部屋に戻る。
- 次の部屋に行く前に落ち着いて準備する。
1部屋ずつ安全圏を広げていく感覚です。
これは特に初期の『バイオハザード』等でかなりやっていました。
怖い場所を少しずつ「安全な場所」に変えていくと安心できます。
4. 回避:無理な場面は避ける・スキップする
ホラーゲームではストーリーというよりも、どう対処するか、テクニックが求められる場面もあります。
しかし、怖い人からすると、何度も挑戦するのは、なかなかの苦行です。
どうしても無理な場面は、避けてもいいと思っています。
ゲームによっては、何度か失敗するとスキップできる場合や回避ルートがある場合もあります。
また、ストーリーに直接関係しない危険地帯等、無理に全部やらない選択ができることもあります。
ホラーゲームを遊ぶ目的は、怖さに耐える修行ではありません。
- ストーリーを見たい。
- 世界を知りたい。
- 自分で体験したい。
そのために、スキップする、無理な場所を避ける。
そういう選択をしてもいいと思います。
5. 視点分離:没入を壊さず、恐怖だけを少し逃がす
最後は、気持ちの置き方です。ホラーゲームで主人公になりきりすぎると、怖さが直撃します。
特に、ゲーム内の主人公が音を出せない場面や、息を殺して進まないといけない場面があります。
そんな時、自分まで息を止めるような感覚になってしまうこともあるのではないでしょうか。
そういうとき、あえて小さく「怖い怖い」「無理無理」とぶつぶつ言いながら進めることがあります。
- ゲーム内の主人公は音を出せない。
- でも、現実の自分は音を出しても大丈夫。
- 今、自分は安全な場所でゲームをしている。
そう意識できるだけで、少しだけ怖さが和らぎます。
完全に没入を切るわけではありません。
ただ、主人公とまったく同じ場所にいると思い込みすぎないようにする。
主人公の横について状況を見ている。一緒に進んではいるけれど、現実の自分は画面の外にいる。
そんなふうに少し距離を取ることで、パニックになりにくくなります。
まとめ:ホラーゲームは克服しなくても遊べることがある
私はホラーゲームを克服したわけではありません。
今でも普通に怖いです。
- 不気味な敵に追われたり、襲われたりするのが苦手。
- 倒せない敵はかなり無理。
- 敵が集まってくる状況も怖い。
でも、怖さを管理する方法を覚えたことで、遊べる作品は増えました。
- 攻略を見て、敵の位置を知る。
- 必要なら難易度を下げたり、強化要素(課金)を使ったりする。
- 遠くから倒して、1部屋ずつ安全にする。
- 無理なら避ける。
- 怖すぎるときは、現実の自分は安全な場所にいると意識する。
そうやって、少しずつ遊べるホラーの範囲を広げてきました。
ホラーゲームが怖い人は、無理に克服しなくてもいいと思います。
怖いものは怖いです。
でも、ストーリーや真相が気になる。実況で見るだけではなく、自分で体験したい。
そう思う作品があるなら、遊び方を調整するだけでも少し楽になります。
ホラーを正面から受け止められなくても、自分で最後までたどり着けるなら、それはちゃんとゲーム体験です。
私にとってホラーゲームは、「怖くなくなったから遊べるもの」ではありませんでした。
怖いまま、情報と準備で少しずつ進めて、怖さを自分が処理できる形に変えて、ようやく遊べるものでした。
それでも最後に「面白かった」と思える作品があります。
だから今でも、おそるおそるホラーゲームを遊んでいるのだと思います。

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